愛してるんだよ。
一年中、ずっと傍を離れなかったつもりで居たのに、一葉に何もしてやれなかった。



ここぞって時に役に立たない俺なんて、やっぱり必要なかったのか?



“独りがいいの!!”



そう言った一葉の言葉は、本音だったのかもしれないのに、一方的に一緒に居た。



支えに、なれているんだろうか?



一葉が、立ち直る為に…時間と、場所が必要だと思ったんだ。



時間が解決してくれるなんてそんな簡単な事と、思っちゃいないけれど、



あの家から離れて、自分の中で、闘う時間は必要だと思ったから。



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