愛してるんだよ。
『お話って…何の?』



そう言った瞬間、母さんの表情が豹変した



「何の?そんな事も分からないの?アッハハハ…だから女は嫌いなのよ!!本当は分かっているんでしょう?どうして…どうして!!葉さんなのよ!!他に男ならいくらでもいるじゃない!!どうして!!どうして!!」




手こそ上げないものの、何回も壁に頭を打ちつけられたような気分だった。





母さんは私を、見ていない。



母さんは…私を…親父の浮気相手とかぶらせている…



女…だから?




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