愛してるんだよ。
それから繰り返された地獄。




毎日、毎日…




母さんは、いつも最後に謝る



でも、自分を保つ為か…



親父にぶつける筈の言葉を、言えない苦しみを発散する為か…



もうしないと、言わない母さん。



言わないんじゃなくて、言えないのかもしれない。




カズが心配する…



そう分かっていても、カズと会うと安心して涙が零れる日は少なくなかった。




カズに縋るわけにはいかない。




そう強く思ったって、頼りにしてしまっている弱い自分。



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