愛してるんだよ。
「し、死んじゃうよ!!」



『バカは死ななきゃ治らないでしょ。』



「そんなぁ~なんで怒ってるの?」



『もういいわよ!!』



未だに自分が怒られた理由が分からないのか、浅海という男に、どうしてかなぁ?と聞いている。




天然もいいところだ。



「一葉、寒いデス。」



後ろでカタカタと小さく震えているカズ



『帰る?大丈夫?』



「大丈夫…」



ふと振り返ると、奏たちは、いつの間にか人ゴミに流されて居なくなっていた。



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