愛してるんだよ。
今も変わらず、



本当に臆病で



ひねくれてて、



誰よりも歪んでる…と思う。



そんな私を、



「一葉」



と呼ぶカズの声は、とても心地よくて何だか涙が出そうになるけれど、同時に怖くなる。



カズは、私を救う為に一緒に住む事を親父に頼んだ。



なのに私は



『誰が頼んだんだよ!!私は独りでいい!!独りがいいんだ!!一緒になんて、そんな事頼んだ覚えない!!』



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