愛してるんだよ。
『次、体育だぞ?プール出るか?』



プール…気持ちよさそう…



「出ようかな」



『出るのか?』


と何やら不服な顔をするカズ。



「出ちゃいけないわけ?」



『いや、別に。単位が足りないんだから出た方がいいな。』



一体何なんだか、変な奴。



と思いながら、更衣室へ向かった。



『サークちゃーん』



と杉原奏が後方から走ってきている。



何だろ。と思いながら、追いつかれるのがイヤで私も駆け出していた。




『エーッ!!どうして逃げるの!?』



と懲りずに大声で叫ぶ奏。
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