愛してるんだよ。
「…ごめんなさい」



傷付けた…



自分にない、普通はない能力が苦しい事をよく分かっていなかった。



『ちょっと、言い方がきつかったな。悪い』



と頭をポリポリかくサツキさん



『お前は、優し過ぎるな。長所であり、短所だ。もう少し、世間に揉まれてこい。』



そう言ったと同時に保健室のドアが開いた。



“佐久間~大丈夫かぁ”



“迎えに来たぞ”



“お弁当~”



『一葉、今日は止められなかった…』



ごめんと謝るカズ。
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