総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
あたしは、こくんとうなづいた。
「あっそ。俺も行きたいんだけど?」
「ほ、本当!?」
「うん」
あたしが急に詰め寄ったのでアサは少しびっくりしていた。
「つか、もうこの際だからアキも呼んじゃえば?」
本当はあたしもみんなで行きたかった。
だけど、聞くのが怖かった。
「あ、でもアキ・・・・さんは今いないみたいだよ?」
「ぶはっ!あんな奴に“さん”なんてつける必要ねーよ。」
おなかを抱えて笑い出すアサ。
本当に失礼な奴だな・・・・。
「で、ほかのメンバーは誰よ。」