総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「アキ以外の全員。」
「おーおー。お前そんな中、水着着てバッチャバッチャすんのかー?」
なんだよ、バッチャバッチャって。
「そのつもりだけど・・・・?」
「こりゃ、狼どもがほっとかねーなぁ。」
オオカミ・・?
何の話してんの?
アサはうーん、と考える人のポーズをしている。
本気でコイツの考えてることがわかんない。
「よし、わかった。俺に任せとけ。ちゃーんと狼の手から赤ずきんを守るから。」
にこっと笑う。
だから、何を言ってるんだお前は。
「俺様は、今日だけお前の護衛をしてやろうってんだよ。おわかり?」
「・・・・。とりあえずは、あたしを守ってくれるんだよね・・?」