総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】

「たぶん起きてると思うよ」

――――ガチャ――――

ドアを開けるともうみんなそろっていた。

シュウとアオイ以外は。

「いや、だからーアオイはきっと腫れた顔してくるって―」

「なんでだよ。」

「そうだミズキの言うとうりだぜ。カラ。何があったんだ?」

「ユウコ。黙って飯食え。ルイ、キャベツが入ってねーぞ。」

「いや、普通はカレーにキャベツは入れないよ。ヒサ。」

違うだろ。

確かにカレーにキャベツは入れないだろうけど、そこじゃないだろ。

よく朝からカレーが食えるな。

ある意味スゲーよ。

「おーお前ら早いなー」


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