総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
レナちゃん人形・・・?
「こっちのがいんじゃない?」
「は?こっちだろ。」
「いーや!レナはこれ着るんだ!!」
バチバチと火花を散らす3人。
「やめなよ。てかなんでアサも来たの?」
そう。知らない間に普通になじんでいて気付かなかったが、あの3人とアサもなぜか来ていた。
「言ったろ?護衛だって。」
ますます、わけがわからなくなった。
「レナちゃん、あそこに試着室があるから行っといで。」
ルイが奥の試着室を指さす。
さっきルイは、ここまで来るための運転手さんを呼んでいたらしい。
「うん。」
「どれ着るんだ?」
ミズキがあたしの手元を見ながら言う。