総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「とりあえず、これ着たい」
あたしが持ってたのは、ピンクのふりふりレースの付いたビキニ。
「・・・・。」
ミズキは無言でどこかへ行ってしまった。
「?」
あたしは不思議に思いながらも、試着室へと急いだ。
試着室で足に痣がないかを見ると、消えていた。
おなかの傷も、ふさがっていた。
「よかった~」
「終わった?」
外から、ルイの声がする。
「うんっ」
シャッと、カーテンを開けるとみんな、なぜか呆けた顔をしていた。
ヒサは、顔をしかめ始めたし。