総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
つまり、カギがかかっているのだ。
「中には、いんじゃねぇか。」
「そうみたいだね・・・・」
でも、どうしよう。
たぶんこの様子じゃあシュウは熟睡してる。
どうやって起こそうか・・・?
あたしが、迷っていると、横からカラが消えた。
そして、
――――ガンっ――――
いきなり現れたカラは、ドアに飛び蹴りをお見舞いしたのだ。
「・・・・・・。」
開いた口がふさがらなかった。
な、なにしちゃってんのぉぉぉぉ!!!!??
ドアを見ると傷一つついてなくて、
「やっぱり硬ぇーなあ。こんちくしょう。」