総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
二人の声が重なる。
「だ、だから!おんぶして・・・///」
「「はぁ!?」」
目を点にする二人。
そして、みるみるうちに二人に顔が赤くなっていく。
赤くなりたいのはあたしだよ!!
「お前、泳げないのか・・?」
ミズキが恐る恐る聞いてくる。
それにコクリとうなずく。
「まじかよ・・・」
「でも俺らがおんぶしても大して変わんなくね?」
「それもそうだけど。なんかムカつく」
二人があたしと身長を比べて討論する。
「やっぱ頼るのはアサか・・・?」