総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
楽しめてるか?
当たり前じゃない。
一度も海に来たことがなかったの連れてきてもらって、ほんと感謝だよ。
横で騒いでるミズキとカラを見る。
「カラ!!」
大きな声でカラを呼び、両手をばっと広げる。
「やっぱりかたぐるまして!!」
「おう!!」
そうだ。
今を楽しもう。
おもいっきり。
ゆっくりとカラに上りながら、ふとヒサのほうを見てみた。
・・・・・・・。
一体何してんだあいつ。