総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「おっし。んじゃあけっこう深いとこまで行ってみるか」
「「「おう(うん)!!」」」
ざぶざぶと進んでいくカラ。
太陽はあたしの真上にある。
ギラギラとあたしたちに降り注ぐ。
でも、あたしにはなにか見張られてるような・・・。
「見ろレナ!!」
「ふぇ!?あ、ユウコ」
ユウコに呼ばれて我に返る。
「うわー!!すごいっ、なにこのタコ!!」
ユウコが持っていたのはまぎれなくタコだ。
「しかも小っちゃい!!」
「まだ子供だからな」
ユウコの手のひらに収まっているタコは不思議そうな顔をしてる。