総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
その辺のガキとやりあってきたんだろ。
まぁ、こいつらにとってはストレス発散か。
こっちに被害がなきゃどうでもいいけど。
つーか。
「「なんでアキも一緒なんだ?」」
初めてアサとハモッた気がする。
二人で顔を見合わせる。
思わず怪訝な顔をしてしまった。
「ルイ。ひっでぇ!!」
わざとらしく後ろにのけぞるアサはもう無視だ。
「いつの間に仲良くなったのよ?」
相変わらずの口調だな。
「いいから。てかなってない。」
「いやー。俺のプリンセスがビキニを見せてくれる・・・じゃない。海に行くっていうからさー。」
突っ込みどころが満載過ぎてどこから突っ込んでいいのかわかんねぇよ。
「姫はお前のプリンセスじゃないだろ。」
「しかも今本音でたろ。エロパーマめ。赤ずきんは俺のために・・グハ!」
「それも違ぇよ。変態狐。」