総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
気持ちの変化
あれから、ヒサの方の上に乗ってる。
やっぱり、恥ずかしい////
手をヒサのふわふわした頭に乗せる。
「・・・。重くない?」
「重い」
「!?」
あたしのほうをちらりと見るとフッと笑うヒサ。
ま、また騙された・・・。
さっきからコイツの上で、ドキドキしっぱなし。
はっきり言って心臓がもたない。
――――――バシャッ―――――――
いきなり顔に冷たいものがぶつかる。
「きゃあっ!」
「ボーっとしてんのがわりーんだよ。」
にやりと笑うカラと、なぜか少しふて腐れた顔をしているミズキとユウコ。
「顔が赤いでちゅよ。レナちゃん」
「ヒサ。あのハゲ殺しにいざ出陣!!」
あたしが右手をビッと前に出す。