総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「鶴姫に2人」
「鬼蜘蛛に2人はいりました」
「それはいつだ」
ヒサが鋭い目で二人を見る。
「4人ともバラバラです」
「そうか。その4人でおかしなことは」
「私のとこには特に何も・・・」
サヨが、答える。
「あの、うちらのとこには、少し怪しいんすよ。」
ヒサの目つきがより一層鋭くなる。
今まで、何の興味も示さなかったみんなも、目つきを変える。
一気に場の雰囲気が凍りつく。
やっと本題か。
「なんだ。怪しいとこってのは」
「それが、うちらは情報関係が主じゃないっすか、それでその入ってきた二人に実力調べに、適当なチームの情報をつかんで来い。って言ったんす。」
鬼蜘蛛は、他のチームの集会日や人数、バックなどを裏から調べる役割を持つ。
ちなみに鶴姫は、傷ついたやつらの介護。
要するに、治療専門の医療チームだ。