総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「そしたら次の日、ZEUSのことを事細かに調べ上げてきたんです。」
「・・・二人ともがか。」
「は、はい。」
妙だ。
なぜ、よりによってZEUSなんだ。
他にもその辺の雑魚を調べてくればいいものを。
「どのくらい調べてきてたんだ」
「集会日と人数。役割とそれから・・・」
なぜか途中で話のをやめたメグ。
「話せ。」
「ある、女の行方の事っす。」
女・・・。
たぶんそれは、
「レナの事か・・・・?」
レナちゃんの前では絶対見せないような力強い目をしたユウコが確信をつく。
「そうだろうな。なんたってZEUSの副総長の妹っていうじゃねぇの。」
「あ、あの。その女のこと知ってるんすか・・・?」
「レナをその女呼ばわりすんじゃねぇ!!」