総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「ヤミが動いたってことは、天神連合のどっかの縄張りにいるんだろうなぁ。」
ヒサが切なそうな顔をして天を仰ぐ。
「たぶんな・・・・」
「俺たちも、戦闘準備だ。」
「!?」
ヒサが立ち上がる。
「潰すぞ。」
低く、冷たく、唸るような声で。
「天神連合を。」
言い切った。
「わかった。」
短く返事をして、俺は部屋を出た。
みんなに収集かけないとな・・・。
今回は頂上決戦も兼ねた戦いになりそうだ。
そのために準備もしとかなきゃな。
黒兎がその日から小さく動き出したことを天神連合は・・・・知らない・・・・。