総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「よく言った。」
「っ、サラ!」
俺はにやりと笑うと、今まで吸っていたタバコの火を消した。
「で、うちらはどうすればいいんすか?」
「さっき言った通りだ。二人ずつ空蜘蛛と鶴姫にスパイを送りこめ。そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「そこまでっ・・・。」
「シンさん」
「どうした?怖気づいたか?」
計画の最後まで話してやると二人は驚いたように目を見開いた。
不意にサラが俺を呼んだ。