総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「とりあえず、ルイのところに行こう」
そう考えて、すこーしだけ迷いながらもどうにか到着。
「ルイ―?行こうー」
部屋に入ると、相変わらずもっしゃもっしゃとキャベツを食べてるヒサと、雑誌を読みながらカラと会話をするルイの3人がいた。
ていうか、ヒサそのキャベツ二個目だよね。
だって、さっきあたしが部屋を出るとき残り2個だったのが3個に増えてるもん。
「あ、着替え終わったみたいだね。んじゃ、行こうか。」
あたしの存在に気づいたルイが立ち上がる。
「んー?ミズキはどうした?」
「あー部屋で寝るって言ってた」
「んじゃ、いっちょ邪魔してくるか」
あんたどんだけミズキをいじめたいの。
寝かせとこうよ。