総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「・・・なに・・?」
そこまでニコニコされると困る・・。
むぅっとしながら聞くと。
「いや、レナちゃんの目があまりにもキラキラしてたから」
「キラキラ・・?」
「そう。行きたいって訴えてる。」
あたし、そんな顔してたんだ・・。
ちょっと意外・・・。
だってあたしにはもう、そんな顔は出来ないと思っていたから。
そっか・・・。あたしにもできるんだ・・・。
「明日、ぜーったい。行こうね」
「うん。カラやミズキも連れて行こうか」
「さわがしくなりそうだね」
明日が待ち遠しくて仕方なかった。