総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】
「今までどこにいたの?ルイ。」
「あぁ、動きにくいから着替えてたんだ。」
そう言いながらシュウの隣に座るルイ。
「シュウその先はまだ駄目。」
「・・・なんで・・?」
ルイとシュウがひそひそと何かを話していた。
「レナちゃん気づいてないみたいだし。」
「あっそ。」
「何々?」
あたしが話に入ろうとしてもルイはニコニコ、シュウは欠伸をするだけで何も教えてくれなかった。
何て人たち!!
「・・・で?海がどうかしたのか?」
あっ!!忘れてた!!
シュウの言葉で海のことを思い出す。