遙かなる三増合戦
それから私は、自分だったら、今の命に言いたいことを伝えた。
「俺は、この命にずいぶんと助けられてきたし、『よくがんばってるな』って思うんだけど、でも、もっと『がんばれるだろ』って思うよ。だってさ、さっきみんなでサッカーやってた時、振り向き様にシュートした時とか、すごいチャンスでホントはもっとしっかり振り向いて蹴れば良かったのに、何か疲れてたから振り向くのが甘かったんだよね。だから、ホントはもっとがんばれただろ!とか」
などと言ったのだが、本当は、もっと
「小説とかの執筆を前向きに取り組め」
と思っている。

その後、一人の子が手を挙げ、
「友だちと仲良く遊んだり、喧嘩したって、仲直りできるから、楽しく生きれることに『ありがとう』って言いたい」
と言った。
続けて、ある子は、
「私は、なんか好きな人の前にいると、ドキドキしたりするんだけど、それって何で?って聞きたい」
と言った。
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