幸せの滑走路



そして私は静か過ぎる部屋に入り電気も付けずにベッドへ倒れこむ。




そしてまだそのままの母の部屋へ飛び込んだ。
まだ母の匂いが残る部屋に私はただ安心の涙を流すのだった。





私の家族は母だけだった。



兄弟も居ないし父だって居ない。二人私が幼いときに離婚した。





今は独りである。







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