新しい砂時計(続編)


俺を包むそのものは。
小さな小さな手であった。





―――――それは、亜実のもの。





『ひどいことばかりして、ごめんなさい』


涙声でやっと言う亜実。
ああ、すべてがわかった。



今までのことすべて。


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