新しい砂時計(続編)
そんな活田は、本当にすごい人物であった。
俺を何年か前から知っていたかのように。
『異常なほど狂ったお前は、何らかのきっかけによって出てくるんだ』
それは、
亜実がらみのことだ。
自分でも、感覚や記憶があるからなんとなくわかった。
亜実のことになると、そうなんだ。
俺は亜実と―――――――――
一緒にいたいから。
ただ、それだけだったんだ。
もともとは。
もともとは、純粋な少年の、
一途な一途な“想い”であったんだ。