新しい砂時計(続編)
ヒカリ
「やっべ!!俺、数A95点!!」
俺は、数学が得意なんだ。
あわよくば、亜実と勉強会なんてのも夢みていたけど。
まあ叶わないわな……。
『お前、数学だけは馬鹿点数いいもんな』
「だろ!!」
利樹との会話は心地よいんだ。
気を使わずにすごせる、パートナーだ。
本当に感謝してる。ありがとう。
なんてな。
でも、普通に笑えてる。生活できてる。
気づいたら、もう2月も終わりに近づいてきている。
亜実といえば――――――――――