新しい砂時計(続編)
『やっと目が覚めたか』
「………かつ…だ?」
いつもの部屋にいた。
どうやら俺は、眠っていたらしい。
だけど、あの白いヒカリ。
つつまれた、あの感じはいったい何だったのか。
どこか懐かしいような雰囲気は―――――
『夢をみていたみたいだな』
「ああ………真っ白いヒカリが、俺をつつんでた」
『ヒカリ………か』
活田はそれ以上何も言わず、ホテルブレンドを淹れる。
香りが、部屋にただよいはじめる。