新しい砂時計(続編)
『気になるなら、自分の部屋に水色の砂時計を置くといい。また何か、夢で語ってくれるかもしれないぞ』
「ははは、それならおもしれーな。あとで雑貨屋行ってみるよ」
俺も少し思った。
水色の砂時計を自分のそばにおいたら、それが、きっと俺に何かをもたらすと。
それを暗示させるための、夢だったのかもしれないと。
「ありがとう。じゃあ、つぎはあさってに」
『じゃあな』
そう言って活田の部屋から出た。
―――――冬だもんな。
外は寒く、からっとしていた。