新しい砂時計(続編)
俺は以前、砂時計を買った雑貨屋にきた。
カランカラン―――――。
『いらっしゃいませ』
小さな店だったが、作りが細かくてきれいなものかたくさんある。
隠れた名店、とも言えようか。
穏やかな雰囲気と素敵な雑貨。
そこに、あったんだ。
水色のそれが。
きらきらとした砂が3分間を刻んでくれる。
ガラス部分には彫刻がほどこされていた。
俺はそれを手に取り、会計へと向かう。
これが、何かを教えてくれるんだろ――?