新しい砂時計(続編)
いつか自分でもあのホテルブレンドを淹れたい。
そう思いながら、活田のホテルブレンドを飲む。
『砂時計、あったのか』
「ああ!きらきらでめっちゃきれいなんだ」
『よかったな』
何もかわらない毎日。
だと思っていた。
『亜実さんとは話したりするのか?』
「いや、しないけど……」
『話しかけたりはしないのか?このまま、春休みになるぞ』
ああ。
春休み……。
まではまだ少し時間があるけど。