キミノトナリ



そして、私の家の前の新築の家に引っ越してきた家族がいた。



うちに挨拶にきたらしいけど、あいにく私はその日は茉莉亜の家に泊まりにいっていたから挨拶ができなかった。



「あっ、お兄ちゃんお帰りー」



「ただいま、少し遅くなってごめんな」


「大丈夫だよ、疲れたでしょ?お風呂に入ってきなよ」



「じゃあ、そうするわ」



お兄ちゃんは時期社長だ。今は、お父さんの会社で副社長として頑張っている。

お兄ちゃんは大学にいかなくても、頭がいいし、とりあえず凄いんだよ。




私は、ソファーに座ってマッサージの本を読みはじめた。






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