キミノトナリ
第一章
涙が枯れるまで
「みよー!一緒にサッカーやろうぜ!」
「うん!」
「武もやろーぜ」
「おー!」
まだ産まれて7年しかたっていなかった私たちは、毎日三人で一緒に遊んでいた。雨の日は海の家でテレビゲームをやったり、晴れの日は公園でサッカーをやったり、私の家で一緒にお昼寝したり。
楽しかった。
私達は産まれた時から、一緒だった。誕生日も近くて家も同じマンションで、両親同士も仲良くて。
そして、中二の春に海に告白されて付き合い始めた。武は、心から祝福してくれて、"幼なじみ"っていう関係のまま仲良くて、海と武は親友でサッカー部ではツートップだった。
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