キミノトナリ


あれから3日。私は学校に行かず部屋にこもってなき続けた。声がかわるまで、涙が枯れるまで、ずっとずっと泣いた。



食事もあまり喉を通らず、体重は減っていった。




葬式にはたくさんの人がきた。



海のお母さんは毎日泣いていた。海のお父さんはそんなお母さんを抱きしめて辛い顔をしていた。将も学校には行かずにずっと、海の遺影の前でないていた。



武も学校には行っていなかった。でも、ただひとつ皆とは違った。涙をながさず、もくもくとサッカーを一人でやっていた。海の使っていたボールで。





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