激甘王子様

廉side

"王子"

王子と言うのは女子が俺につけたあだ名みたいなものだ。


俺はただの男子高校生であって、間違っても“王子”なんかではない。


「廉」

そう名前を呼ぶのは、幼稚園からの絡み

町田海斗、

まぁ、幼稚園からの腐れ縁ってやつだ。


「宮川椎菜ちゃんって知ってる?」

ブハッ!!


まさか海斗から椎菜の名前が出ると思ってなくて俺は飲んでたアイスティーを吐き出してしまった。

「椎菜ちゃんって可愛いよなぁ、ふわふわで天使みたい。ぎゅーってしたくなるんだよなぁ」

海斗がデレっとした顔で俺を見て言う、、。

「廉、椎菜ちゃん知らないの?」

「どーでもいい。」

俺の女、そう言いたいとこだがアレはもはや無理矢理俺が決めたこと。

だから本当に俺の女になるまで、海斗には話さないでおこう。

でも次の瞬間、


「俺、椎菜ちゃんに告ろっかなぁ!!」


は?


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