激甘王子様


それからの授業は本当に記憶が無いくらい、集中できなかった


昨日と、椎菜の泣き顔が頭から離れなくて…。


三浦とキスしてるとこを想像するたびに、胸がズキンと痛む。



乙女かよっ!!


なんて自分にツッコミを入れてみたり…


「なぁ、廉」


話しかけてきたのは、ウザ男ならぬ海斗


「なに?」


そっけなく帰す俺。


今はお前と遊んでる暇は、ねぇんだよ


「はぁぁぁ~…」


さっきから何回、溜息ついてんだか…





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