アンタのせいで・・・



ガチャ



二階の一番奥から二番目がウチの部屋だ。


部屋は、二人で一部屋を使う。


この部屋は、ウチとウチより二歳年上の女の子が使っている。



「あの・・・、凛華ちゃん?これ・・・」


「・・・あ?何コレ?」


「えと、昼間に先生が持ってきた。」



はい。っと女の子が封筒に入った手紙みたいな物を渡してきた。



「ありがと・・・。」



・・・ちょっと、怖いんですけど。


何が怖いって、この手紙!!


ウチに手紙をくれるような友達なんていない。

いつだって1匹狼。


しかも、宛名ねぇーし・・・。



「あんさぁー、コレ誰が届けてきた?」



女の子はビクつきながら

「山田先生だけど・・・。」



いや、そんなビクつく必要なくね?


つか、ココに持ってきた先生なんて聞いてねーし。

誰が届けてきたかきいてんだけどっ!

(そんなの女の子が知るわけないじゃん!)



「あそー・・・。」



はぁー・・・


しょーがねぇー



あけてみよっ!!









< 4 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop