アンタのせいで・・・
ガチャ
二階の一番奥から二番目がウチの部屋だ。
部屋は、二人で一部屋を使う。
この部屋は、ウチとウチより二歳年上の女の子が使っている。
「あの・・・、凛華ちゃん?これ・・・」
「・・・あ?何コレ?」
「えと、昼間に先生が持ってきた。」
はい。っと女の子が封筒に入った手紙みたいな物を渡してきた。
「ありがと・・・。」
・・・ちょっと、怖いんですけど。
何が怖いって、この手紙!!
ウチに手紙をくれるような友達なんていない。
いつだって1匹狼。
しかも、宛名ねぇーし・・・。
「あんさぁー、コレ誰が届けてきた?」
女の子はビクつきながら
「山田先生だけど・・・。」
いや、そんなビクつく必要なくね?
つか、ココに持ってきた先生なんて聞いてねーし。
誰が届けてきたかきいてんだけどっ!
(そんなの女の子が知るわけないじゃん!)
「あそー・・・。」
はぁー・・・
しょーがねぇー
あけてみよっ!!