アンタのせいで・・・
走って行ったら少しはイライラが治まるかと思ったが、どぉーーもまだ・・・
「あーーー!ムカツク~~!」
なぁーにが!“そんくらい今度買ってやるよ”だよー!!
金の大切さが分かってなぁーーい!!
大体あのクリップは、施設暮らしでお金が無いながらも頑張って貯めて買ったのにー!
まぢ、ムカツクーー!
「どぉしたの~?」
「はぁー?」
話しかけられた方を向くと
茶髪にピアス数個、制服は着崩し、ハッキリ言ってチャラ男系?の男がいた。
「ご機嫌ななめだね♪」
イラっ
「うざー、消えてぇー」
まぢ、ウザイ今話しかけないでー!!!
「ねぇーねぇー、あのさぁ~」
超~~~~~ウッザー!!!
喋り方までチャラ過ぎー!!イライラするわー
「シカトぉー?」
「・・・」
そーだ、シカトだ!
「・・・アンタ何者?」
えっ?さっきまでとは、まるで別人みたいな喋り方に声のトーン。
てか、なんで・・・
「なんで、そんな事聞くわけー?」
「んーー?ちょっとね♪アンタにつきて聞かれたんだよ」
「はぁー?意味分かんないしぃー」
どぉーゆうこと?
「ちょっと来いよ」
ウチは、少し気になったためついて行く事にした。