アンタのせいで・・・
数分後。
「いらっしゃいませ~」
客がきたようだ。もしかして雷斗かな?
ちらっと振り返ってみた。
違ったし!イラ
「まだぁ~~~?」
「ふふ♪雷斗くんが来るのが待ち遠しいんだー☆」
はっ!??
「なんいってんのー?違うしー」
ほんと來々は・・・
「てか、凛華も雷斗くんも語尾のばすの癖だよね~」
「あぁ~~、それ雷斗がウチの真似したんだよ~wでさー、再会した時もまだ真似してたから少しビックリしたけどチョット嬉しかった・・」
「ふーーん・・♪」
「再会って?」
今まで黙ってた雅人くんが言った。
「ウチ小2から中3まで施設で暮らしててーーーーーーーー
そんで久々に高校に入学する一週間前くらいに再会したわけ。」
「へー・・雷斗くんって結構無茶するね(笑)」
「あははwでもたしかに昔から無茶してたわ!☆」
「あはは☆てか雷斗くんおっそくな~い?」
たしかに・・・
なんだかんだ話してたから気づかなかったけど電話からもう15分は経過してる。
「電話して来るね!」
ウチは、そう言って席を立った。