【続編】長男のカゴ
あたしのベッドに堂々と寝る善に戸惑う。



あたしは…どうしたらいいの?



「早く来いよ~」

「あたしっ…恥ずかしくて…ムリかも…」

「ギュ~ッてしたいんですけど」



さ、されたいんですけど…。



善…ぜ~ん!!



「ん、素直よろしい」

「善に触りたくなるの…」

「そうかそうか」

「あたしおかしいよね?」

「俺も触りてぇよ?同じだな」



善と同じ…。



同じです…。



なんかもう…好きだっ!!



抱きついて善の腕枕。



気持ちいい…。



善の匂いがする…。



「怜?」

「ん~…」

「お前も眠いんじゃん…。おやすみ…」



おやすみ…善…。



ドキドキじゃなくてフワフワ…。



こんなに気持ちがイイ眠りは初めてだった。



善って気持ちいいね…。



目が覚めた時も善に抱きしめられたままだった。



寝顔が好き…。



カッコイイ…。



「善、3時間経ったよ…」

「まだいい…。怜だぁ~…」



やっぱりドキドキ、止まらなかった…。



< 120 / 360 >

この作品をシェア

pagetop