【続編】長男のカゴ
屋敷内を見て回って、あたしと善の部屋を勝手に決めた。



いちばん広い部屋~。



「コーヒーをどうぞ」

「気がきくね、近野って」

「執事に戻りたくなってきましたね。あまり内容は変わりませんが」

「ダメ~。近野には藤間の会社で俺の右腕になってもらうんだから」

「その言葉をいただけただけで胸が苦しくなってまいりました…」



近野さんって善に忠誠でも誓ったの?



本当にすごい関係だと思う…。



コーヒーを飲み終わる頃、やってきたのはエミとマック。



そして古谷は彼女付き。



「初めまして!!図々しくも参加させていただきました」

「みんなとタメだから。名前はタマ!!」

「ミサキ君!!タマキ!!猫みたいだって言われるでしょ…」

「カワイイじゃん、タマに合ってるし!!」



なんか…超カワイイカップルなんですけど!!



フワフワしてて絵に描いた王子様とお姫様みたい?



「俺善で、こっちが怜。よろしく、タマちゃん」

「タマでいいです!!善君、話に聞いてたけどデカいですね…」



タマちゃんカワイイ…。



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