【続編】長男のカゴ
バシャ~ンと下に着き、マジで死ぬ思いで水面に出た。



「善っ!!善善っ!!」

「ん?」

「ヒモ!!外れた…」

「あっ、ポロリ…?」

「とか言ってる場合じゃないから!!早く結んで!!」



ウォータースライダーが好きになっちゃうって。



なんてエロい絵図!!



怜の後ろに回ると濡れた髪と解けたヒモがやたらセクシー。



「善…?」

「やべぇな~…。プールから出れなくなりそうだ…」

「なに考えてんの!?ってか早く直してよ…」

「アレ?お前今俺にそんな口聞ける側?」

「意地悪しないで…」



なんて泣きそうな顔で言われてズキュ~ン…。



マジ、バカになりそ…。



いや、バカなんだけどさ…。



今の怜は卑怯だろ~…。



「このくらい?」

「うん…」

「今日襲ったらごめん」

「ムリ」

「何でだよ。好きならいいだろ」

「恥ずかしい!!バカ善っ!!」



ビシャッと水をかけられ、さらに逃げられた。



怜、マジでカワイイ…。



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