【続編】長男のカゴ
そう思うとちょっとだけ胸が痛んだ。
「僕も今年のタマの誕生日にプロポーズする!!」
「タマちゃん、日本に帰ってくんのか」
「うん、9月にね。それまで我慢」
「プロポーズとか、スゲー異世界の話し」
「そうかな?僕は離れてた分早く一緒になりたいけど~」
「まだ10代だぜ?ナイナイ」
胸がチクッと痛い…。
善は…あたしじゃない人と恋愛する可能性もあるって知ってしまったかも…。
やっぱりあたし、自分の足で歩いて行けるように、今を頑張らなきゃ。
その日、笹原先生の元へやってきた。
進路希望調査を提出に。
「大学ですか…」
「一応学歴はあった方がいいかと思いまして」
「それなら補佐はやめて普通科に行くことをおすすめしますよ」
「どう…してです…?」
「S科の授業は進学向けではありませんから。古谷君みたいに家庭教師がついてるなら別ですが」
「そんなのいたんですか!?」
「えぇ、彼は毎回普通科のテストも後日に受けてますよ」
古谷が努力家だとは知らなかった…。
「僕も今年のタマの誕生日にプロポーズする!!」
「タマちゃん、日本に帰ってくんのか」
「うん、9月にね。それまで我慢」
「プロポーズとか、スゲー異世界の話し」
「そうかな?僕は離れてた分早く一緒になりたいけど~」
「まだ10代だぜ?ナイナイ」
胸がチクッと痛い…。
善は…あたしじゃない人と恋愛する可能性もあるって知ってしまったかも…。
やっぱりあたし、自分の足で歩いて行けるように、今を頑張らなきゃ。
その日、笹原先生の元へやってきた。
進路希望調査を提出に。
「大学ですか…」
「一応学歴はあった方がいいかと思いまして」
「それなら補佐はやめて普通科に行くことをおすすめしますよ」
「どう…してです…?」
「S科の授業は進学向けではありませんから。古谷君みたいに家庭教師がついてるなら別ですが」
「そんなのいたんですか!?」
「えぇ、彼は毎回普通科のテストも後日に受けてますよ」
古谷が努力家だとは知らなかった…。