【続編】長男のカゴ
3日寝込み、回復した俺を待ってたのはクラスのみんな。



「お前がいねぇと静かでつまんねぇよ」

「マジ!?重要人物だな、俺」

「そんな重要人物にクラス長頼むことになったから」

「は!?俺が休んでる間に!?」

「匿名の投票でお前が4票獲得。おめでとー」



マジでめんどうな!!



名前書いたの誰だよっ!!



「良きことですね、善様」

「何でだよ!!」

「リーダーシップを磨けますから。それに、人の上に立つということがどんなことかも」

「ぜってぇ人事だろ!!」

「さて、先生から仕事をいただいて参りましょうか」



近野~!!



喜んでるのは近野だけで。



怜は微妙な顔で笑っていた。



でもそれって決定権が俺にあるって意味だよな…。



適当に頑張るか…。



クラス長は必ず参加の生徒会。



初めて顔を出した。



「3ーSの藤間善です。よろしく」

「2ーSの富田 ナルです。よろしくお願いします」



どうやら2年のクラス長は女らしい。



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