【続編】長男のカゴ
善の指が頬を撫でて。



ゾクゾクと一緒にさっきのキスが浄化される気がした。



「善は…好きな子に優しそうだね…」

「好きな女?ん~、いたことねぇからな…」

「女はオモチャにするものだと思う?」

「お互い合意の上ならそんな関係もアリなんじゃね?」

「勝手にキスするとかナシでしょ!?」

「いい感じの女ならアリ。初対面とか、相手に気持ちがないって思えばナシ。俺は無理矢理とかそういうプレイ意外はヤダけど」

「プレイっ…」

「プレイ。合意の上の」



バカ善がっ!!



そんなこと聞いてないよ!!



「男ってなんなんだ!!」

「はぁ!?意味わかんねぇ」

「今日ふりかけご飯ナシだからね!!」

「マジで…?なぜ…?」

「男がみんなバカだからだよ!!あたし古谷んとこ行くからじゃあね!!」

「ふりかけぇぇぇ~…」



バカバカバカ。



本当にバカっ!!



更に頬を擦って歩き出した。



父もバカだけど男なんかみんなバーカ!!


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