【続編】長男のカゴ
どうやら別荘は俺の叔父さんとの共有物らしく、久しぶりに電話することに。
「あるって?」
「うん。でも新島との共同所有物なんだって」
「新島っ!?なんで新島と!?お前んちと新島ってライバルじゃ…」
「ん~、母親が新島の娘で、双子の兄貴が今の社長だからかなり仲のいい親戚だ」
「それってお前の叔父さんが新島ってことか…?」
「そうなる」
「スゲーサラブレッドだったんだな、善って…」
それは妹と弟でしょ。
俺は虎宇との血縁はないし。
余計なことは口にしないけど~。
どうやら炎次は俺と虎宇の関係を知ってるらしく、目が合ってニッコリ笑われた。
電話しよ。
「はい、社長室です」
「直通かよっ…あっ、善ですが社長はおいででしょうか?」
「善様ですか!!お久しぶりです。新島は只今外出しておりますが」
「ケータイかけたら出ますかね?」
「商談なので無理かと思います。用件ならばお伝えしておきますが…」
「じゃあ善のケータイに折り返してくれたら嬉しいです」
忙しそうだな、虎宇。
「あるって?」
「うん。でも新島との共同所有物なんだって」
「新島っ!?なんで新島と!?お前んちと新島ってライバルじゃ…」
「ん~、母親が新島の娘で、双子の兄貴が今の社長だからかなり仲のいい親戚だ」
「それってお前の叔父さんが新島ってことか…?」
「そうなる」
「スゲーサラブレッドだったんだな、善って…」
それは妹と弟でしょ。
俺は虎宇との血縁はないし。
余計なことは口にしないけど~。
どうやら炎次は俺と虎宇の関係を知ってるらしく、目が合ってニッコリ笑われた。
電話しよ。
「はい、社長室です」
「直通かよっ…あっ、善ですが社長はおいででしょうか?」
「善様ですか!!お久しぶりです。新島は只今外出しておりますが」
「ケータイかけたら出ますかね?」
「商談なので無理かと思います。用件ならばお伝えしておきますが…」
「じゃあ善のケータイに折り返してくれたら嬉しいです」
忙しそうだな、虎宇。