【続編】長男のカゴ
俺の実の弟だと言われてはいたけど、その辺のことは曖昧だった。
それに俺も全く覚えてないからな…。
「喋りすぎたな。風呂入ってくる」
「俺が先!!」
「なんだよ。一緒に入るか?」
「ふざけんな」
「ははっ」
なぜか一緒バスルームまで着いてきた。
脱げねぇじゃん…。
まぁ脱ぐけどね。
「デカくなったな…」
「どこが!?」
「身長だバカ。でも…デカくなったな」
「なんなの!!どこ見て言ってんだよ!!今日の雷変!!」
「お前が帰ってきたからか?やっぱり嬉しいんだな」
クソ~…。
恥ずかしいことばっかり言いやがって…。
歯磨きなんか初めてんじゃねぇよ…。
「雷、俺の実の親父って…」
「ロクな親父じゃなかったな。お前だけまともに育てたみてぇだけど」
「好きじゃなかったのか?」
「大嫌いだった。でもお前が親父を恨むのは筋違いってもんだからな?」
「恨むもクソもねぇよ。覚えてねぇから」
「墓参り、行くなら場所なら教えてやるからな」
墓参りか…。
それに俺も全く覚えてないからな…。
「喋りすぎたな。風呂入ってくる」
「俺が先!!」
「なんだよ。一緒に入るか?」
「ふざけんな」
「ははっ」
なぜか一緒バスルームまで着いてきた。
脱げねぇじゃん…。
まぁ脱ぐけどね。
「デカくなったな…」
「どこが!?」
「身長だバカ。でも…デカくなったな」
「なんなの!!どこ見て言ってんだよ!!今日の雷変!!」
「お前が帰ってきたからか?やっぱり嬉しいんだな」
クソ~…。
恥ずかしいことばっかり言いやがって…。
歯磨きなんか初めてんじゃねぇよ…。
「雷、俺の実の親父って…」
「ロクな親父じゃなかったな。お前だけまともに育てたみてぇだけど」
「好きじゃなかったのか?」
「大嫌いだった。でもお前が親父を恨むのは筋違いってもんだからな?」
「恨むもクソもねぇよ。覚えてねぇから」
「墓参り、行くなら場所なら教えてやるからな」
墓参りか…。